ネットワークオーディオ Tune Up
ネットワークオーディオを今後のオーディオシステムの核とするため、程よくやれる対策をやってみた。これで年納め。
- 電源フィルタの無線LAN親機への追加
- LANケーブルの一部交換
- LANターミネータの導入
- Soundgenicの接続ルートの変更
- USBターミネータの導入
1. 電源フィルタの無線LAN親機への追加
ネットワークオーディオプレーヤーは、部屋での置き場所の自由度確保・有線結線の煩わしさの回避という視点から、無線LAN接続を基本方針とする。
ということは、無線LAN親機のノイズ対策が重要になるはずなので、Soundgenicに導入しtsものと同じフィルタを無線LAN親機にも導入した。
2.LANケーブルにBELDEN 1874Aを一部採用。
Soundgenicと部屋のLANコネクタ間は、手持ちのLANケーブルで接続していたのだが、長すぎてルンバがケーブルを巻き込むなどのトラブルが時々起きていた。
ちょうど良い長さのケーブルに変えるのなら、ネットで話題のBELDENのLANケーブルを採用することにした。某ショップでの販売が有名だが、切り売り自作をすることにした。
https://www.amazon.co.jp/BELDEN-LANケーブル-1874A-MediaTwist®-CAT6/dp/B00M2A8K5S
硬めのケーブルであるが、特に問題はない。
3.LANターミネータの導入
LANの空き口にかないまる式Xターミネータを自作して挿入する。
我が家は1000base-Tなので、全ての端子に47Ωの抵抗を取り付けた。抵抗のリード線にLANケーブルの内線の被覆を被せて自作用端子にかしめた。絶縁のためにホットボンドで固めた。
部屋のLANジャック、HUBの空きジャックにすべて挿入した。
写真はホットボンドで固める前のもの。
上記のターミネータについて実用上不都合は起きていないが、改めて情報を検索したところ、抵抗の結線方法にきちんとした記事を発見したので以下にリンクの記事をご参考ください。
4.Soundgenicを無線LAN親機に直接接続
従来、インターネット>>無線LAN親機>>有線LAN HUB>>各部屋のLANジャック>>Soundgenicのルートで接続をしていたが、有線LAN HUBをバイパスすることにした。
電源フィルタを、Soundgenicと無線LAN親機に入れることで音質改善が感じられたので、HUBの影響を排除するのが望ましいと考えたのだ。
各部屋のLAN ジャックから天井裏のLAN HUBまで屋内配線を、BELDEN 1874Aの自作延長ケーブルで無線LAN親機に接続した。
5.USBターミネータ
ネットワーク側の細かな対策を施して、着実な改善効果を実感できるようになり、より音楽に没頭できるようになった。
ここまできたら、もう一息ということで、ネットワークスオーディオプレーヤーであるRaspberryPiにUSBターミネータを入れることにする。
1と4に1000pのチップマイカコンデンサ。Amazonで購入。
背面に2.53ピッチの万能基板を裏打ちしている。ふたをする前にチップコンデンサには絶縁テープを貼ってショートを防止している。
Amazon.co.jp: SOSHIN (双信電機) チップマイカコンデンサ 1000pF ±1% 100WV DC +125℃ UC552A1001F-T (5個セット) : 産業・研究開発用品
2と3に100Ωのチップ金属被膜コンデンサ。秋月電子で購入。
RaspberryPiの空きジャック3つにこのターミネータを挿入した。
一つ一つの楽器がきちんと聞き取れるようになる。
桑田佳祐のライブ音源もスタジオライブ感がきちんと出るようになる。
高額を叩くほどの大きな差ではないが、廉価で自作するアイテムとしては上出来ではないか。
このように対策を積むことで、じわじわ音は良くなったと思う。
オリジナルのBeosoundのCDプレーヤーでCDを鳴らしていた頃より、ずっと私好みの音が出て音楽に浸れるようになった。
これで、ネットワークオーディオプレーヤーは、十分整った。これから存分に楽しむとともに、2023年は、アナログシステムの再構築に取り組んでいこうと思う。