相も変わらず「日々結線」

Soundgenic 電源フィルタ

Soundgenicオーディオサーバの運用を本格開始した。

今後この機器が、私のオーディオシステムの核となるのでここから音質改善をやっていこうと思う。

まずは、電源対策だ。

RaspberryPiのときのようにアナログ電源導入というアイデアもある(多くの先達が試されている)が、アナログ電源はかさばることと、製作に費用も手間もかかることもあり、スイッチング電源のACアダプタの音質改善のノウハウも試してみたいので、電源フィルタを入れることにした。

オーディオ用NASの電源フィルタの効果については、かないまる氏がきちんと試している実績がある。

kanaimaru.com

上述の作例は電解コンデンサをパラっているだけなのだが、それでも効くという。

もう少しネットで情報を探索してみるといい実験例があった。

ecaps.exblog.jp

通電してみんべさんの記事は、きちんと考察と測定がなされているので、これを試してみることにした。もっとも文系な私では検証はできないので、ページの記載とおり自己責任で製作するのだが。

部品は、手持ちのものの他、千石電商せんごくネット通販)・秋月電子通商秋月電子通商 トップページ - 電子部品・半導体 【通販・販売】)で購入した。

低抵抗のチョークコイルとSoundgenicにあうEIAJ4電源プラグ/ジャックを探すのが意外に肝だったりする。

製作は、基本難しいところはない。

手巻きのトロイダルコアのコイルは、インダクスタンスの測定器で値を測る。

ただ、通電してみんべさんの指定980μHに、きっちり揃わないので、近似値でよしとすることにした。

また、手巻きコイルは基板にホットメルトで固定している。

安さ重視でaitendoで買った容量/インダクスタンス測定器

ケースは、基板サイズをもとにタカチのプラスチックケースを購入した。ちょっと大きめだが、まあよい。

完成形はこんな感じ。

この電源フィルタに加えて、通電してみんべさんの対策になぞって、TDKのクランプコアもACアダプタの出力ケーブルに装着した。

ecaps.exblog.jp

以上を踏まえて視聴だ。

  1. AVアンプSONY  STR-DN1050+マークオーディオOM-NF519 BHBS
  2. RaspberryPi + NW-WM1Z + B&O beosound 3000 + beo Lab3

で聞いてみた。 

1.電源フィルタを入れると、ぼわつき音がなくなる。ベースやバスドラの音が一音一音しっかり聞こえてくる。

2.こちらも一音一音がくっきり聞こえる。心地よく聞ける音だ。

当初はプラシーボ的な違いしかでなかったどうしようと思ったのだが、費用対効果は十分あるといえよう。

作ってよかった