ER-4Sリケーブル製作 最終章(苦笑)
今や、True Wireless時代だというのに、またもやリケーブルの製作である。
ケーブルにはオーグライン、抵抗にVishay 精密薄膜面実装抵抗、プラグはOYAIDE P-3.5APと贅沢をしたので、もう最終版と勝手に呼ぶことにした。
前回のケーブル修理後、しばらく使用していたが、時々左Chの音が途切れる。これは断線だ。断線箇所はプラグ内ということはわかったが、その調査中にプラグのアースバーが折れてしまった。
相変わらずケーブルに緑色の汚れ/錆が浮かび精神衛生上よくないので、全面的にケーブルをリニューアルすることにした。
プラグのOYAIDE P-3.5APは、よいので継続利用。
ケーブルは、秋葉原のオヤイデ電気でオーグライン撚り線を3m購入。
イコライザー用の抵抗は、音が良いとの評判からVishayの薄膜抵抗をRSコンポーネンツで購入。
珍しくケチらず 高額パーツを投入だ。
さて、組み立て。
まずは、イコライザー抵抗を装着した基板をプラグに取り付け。
L Chは、プラグの端子を直接基板と薄膜抵抗とにハンダ付け。
R Chは、スケルトン抵抗のリード線の切れ端で基板とプラグ端子を接続。
アースは、プラグに直付け。予めプラグに予備ハンダを盛る。
オーグラインの撚りは、ハンドドリルを活用。
ケーブルを一回折りたたんで、端をクランプで固定。逆の輪の部分をハンドドリルに咥えさえたフックに引っ掛けて、ハンドドリルを回してゆっくりと撚る。若干撚りムラもできたが、手間もかからずまずまずのでき。撚りが緩いところは適宜手で追加で撚る。
撚り線を基板とプラグにはんだ付け後、ホットボンドを少し加えたのち、熱収縮チューブをかぶせて全体を一体化する。これで、強度も向上するはずだ。
で、試聴。勿論いい。
でも、オリジナルのケーブルとA/B比較すると、オリジナルケーブルのバランス・まとまりの良さが却ってわかる感じ。
オーグラインは、やっぱり高いのだよ。高いのだからよくて当たり前という想いがある。
ER-4Sのアクチュエータは、ハイレゾ非対応だし、ここまで物量投下しなくても、High C/Pのモノが作れたかもしれない。
けれども、やっぱり今回製作したケーブルが最終回答といえよう。
変な癖も・刺激音もなく、良い音を奏でるケーブルって、やはりいい品だと思う。
夏休み明けの通勤から愛用していこう。