相も変わらず「日々結線」

Prost式 電源フィルタ

正月の休みに、オーディオ工作をひとつでもしようと、液晶テレビ用に作ったProst式電源フィルタの修理をしてみた。

 Prost式 電源フィルタとは、オーディオ研究家Prost氏が制作したAC電源のノイズを除去するフィルタである(うーむ説明になっていない)。

FILTER

ネットでの評判もよく、私もVer 2.0の基板部品セットをいくつか購入した。

(注:現在は、上記サイトでの基板・部品セットの頒布は終了している)

が、そちらはピュアオーディオ用に投入して、AVアンプ用電源タップでは、評判通りの成果を得た。

で、AVシステムは、複数の機器で構成されて、それぞれの機器にノイズ対策をするのがよかろうと思う一方、全部Prost氏頒布の基板で揃えるのは少々コスト高ということで、ユニバーサル基板で組んだのが以下の基板。

部品の定数等はオリジナルと何ら変更なし。

f:id:yokoyoko-mobile:20180104011637j:plain

で、当初、製作して使用中に導通がきれてしまい、放置していたのを、今回修理するのだ。

といっても、断線原因はすぐ判明。上記写真右側(電源入力側)に接続していた、Fケーブルの接触不良。

手持ちで音がよいと評判のFケーブルの端材の活用だったが、実際にはケーブルの取り回しも悪く、基板コネクタに接続するには芯線が太すぎるという問題が顕在化したのだ。

ということで、こちらを、デッドストックの日立電線のLC-OFCキャプタイヤ線に交換だ。これは本来スピーカーケーブルだが、自己責任でよしとする。

 交換してみたが、映像は変化は正直わかりにくい。うーむ。上述の通り音質比較だと、わかるのだが、まあよかろう。

基板以外のパーツをいくつか捕捉。

ケースはタカチのTWN5-3-9W、電源プラグは松下電工Panasonic)のWE5113(頑丈で薄くて個人的に気に入っている)、機器側プラグは、シュルター社製4781(かないまる氏推奨品)を使用。全体像はこんな感じ。

f:id:yokoyoko-mobile:20180104134545j:plain